サンマはダツ目サンマ科に属する魚で、太平洋北部に広く分布しています。
日本では秋の味覚を代表する食材のひとつとして供されます。
日本近海では主に秋から春にかけて黒潮周辺水域に入って千島列島中部まで索餌回遊すると言われています。餌の豊富な海域で十分に脂肪を蓄積したサンマは8月半頃から産卵のために南下して一生を終え、その寿命は1~2年です。
サンマの脂肪質には、心筋梗塞や脳梗塞などの病気を予防する効果があると言われるEPAとDHAが含まれています。 DHAが脳や神経細胞に多く存在し、記憶力などの脳機能を維持するのに役立つことを証明する研究報告もあります。
この他にもサンマには、健康維持に必要なビタミンA、ビタミンE、ビタミンDなどの脂溶性ビタミン類もたくさん含まれています。
サンマの主魚場は北海道から房総半島以北となっています。漁獲されるサンマのほとんどが棒受け網漁で、一部が流し網漁や定置網漁で漁獲されています。
秋のサンマは脂肪分が多く独特の風味のある美味で、特に塩焼きは日本の秋の味覚の代表のひとつとも呼ばれます。日本では、塩焼きにしてカボスや、スダチ、ユズ、レモン、ライムなどの搾り汁やポン酢、醤油などをかけ、大根おろしを添えて食べることが多いです。
その他、姿寿司、棒寿司、なれずし、そして飯寿司などもお勧めです。
根室でもサンマは様々な食べ方や味わい方がありますが、お土産品として市内の企業が製造・販売する様々なサンマの加工品をお薦めしますので、ぜひご賞味ください。
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